Our Little Thing - Creating A Sustainable Lifestyle In Patagonia

Creación de un estilo de vida sostenible en Patagonia  パタゴニアでサステイナブルな暮らし作り

アースバックで作るビニールハウス-パタゴニアの厳しい環境に耐え、多種類の野菜を生産するユニークな仕組み

このブログは、ポールが11月3日にアップしたブログの和訳です。 This is a Japanese translation of Paul's blog uploaded on November 3rd.

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アースバックで作れる物には限りがない。僕らは2つ目のアースバック・ビニールハウスを作り終えたところだが、暖かく、ある程度湿気があるが、トロピカルになり過ぎないという期待通りの効果をすでに発揮してくれている。これは、南極から氷のように冷たい風が吹き、バケツをひっくり返したような冷たい雨が降るチリのパタゴニアでは非常に珍しい。

 

僕らの目標は、アボガドやブドウのようにもっと北でしか採れないような作物を育てることだ。もっと小さいトライアル用のアースバック・ビニールハウスを2年前に作ったのだけれど、その中ではアボガドの苗木が種から育っている。そう!やろうと思えばできるんだ。2年後、ビニールハウスのデザインはさらに進化し、こんな風に出来上がった。

 ビニールハウスは、奥行き7メートル、幅4メートル、中央の高さ2メートル。中央には60センチの溝を掘り、通路とコールド・シンク(冷気が沈む場所)に使うことにした。夜には通路に冷気が溜まり、わずかに傾斜している通路の床をゆっくり流れて、最後にドアの下から外へ出る仕組み。これによって日中、アースバックに蓄積された暖気が循環し、野菜やハーブの棚を暖める。

 

また、夕日が当たる東側の壁は、西側の壁より高く積み上げ、アースバックがさらに太陽熱を吸収するようにし、トマトやバジル、ブドウなどを植えることにした。通路を挟んで向かい側、中央の柱の下には、セージ、ラベンダーなど日当たりの良い場所を好むハーブ類を植え、西側の壁際には、甜菜、レタス、カリフラワーなどを植える。

 

南からは日が当たらず、南極からの冷たい風が吹き付けるだけなので、南側の壁は屋根まで積み上げた。南東の角の壁際は最も気温が高くなるので、アボガドやブドウ、苗木が見つかれば、ミカンを植える。

 

PVCのパイプは柔軟性があるので、強風にも耐える。

  時速160キロの突風が吹くこともよくあるので、屋根のビニールを固定するめ、南北と西側はビニールの上にアースバックを一列載せた。東側は、芝のブロックをビニールの上に積み上げた。僕らの敷地は丘の上にあるので、東の谷を走る道路からビニールハウスがまる見えになってしまう。それを避けるため、ハウスは半地下にして、東側は芝生で覆ったので、地上に見える部分は高さ1メートルになった。さらに、それを隠すため、コピウエという低木をハウス沿いに植えた。コピウエは、フェンスを作って隣りの農場の羊がうちに入らないようになってから、土地のあちこちに生え始めた。成長が早く、美しい花をつけてハチドリたちを引き寄せるので、1年以内には、東側の屋根は谷から見えなくなって、ハチドリが飛び回り、大きくなった茂みの陰にうちの猫が隠れて、ハチドリを待ち伏せすることだろう!いやいや、もちろん、そうなってほしくはないけど!

 

40メートル離れた場所からは、ビニールハウスは見えない。

 

敷地の西側には、パタゴニアを1000キロ縦断する唯一の砂利道ハイウエイが走っている。うちからハイウエイはほとんど見えないものの、ハイウエイからうちのビニールハウスが見えなくなるようにするにはどうしたらいいかと考えた。そこで、段々畑を作るために取り除いた草のブロックと、ハウスの通路用にと溝を掘ったときに出た土を利用して、古代のアイスランド式の壁を作った。これで、ハイウエイからビニールハウスは全く見えなくなった。

20メートルまで近づくと、ビニールハウスの屋根がほんの少し見える。

 

 

どこからもビニールハウスは見えなくなった。十分やったと思っていた。が、2,3日前、自宅からいつも見ているパレナ川を40キロ、ラフティングするという稀な機会に恵まれた。村の商工会議所主催で、川をもっとエコツーリズムなどに使ってもらおうというプロモーションの一環だった。買ったばかりの中古のゴムボートに乗り込み、ロセロット川の橋のたもとから出発、5分もしないうちに、パレナ川に合流した。この機会にしか見ることができない風景を写真に撮ろうと、僕はカメラを構えて待っていた。すると、驚くべき風景に2つ遭遇した。1つは、荘厳な山々が僕らの土地の真後ろに聳えていたこと。真後ろに山が聳えているとは知らなかった。 

 

荘厳に聳える山々

もう一つは、ビニールハウスの屋根がはっきりと見えたこと!苦労して作った高さ1メートルの壁も、この角度からはまったく役に立たなかった。もちろん、このほんの限られたスポットから僕らの土地を眺める人というのは、ものすごく少ない。けれども、僕は、もっと高い壁を作るか、もっとじゃんじゃんコピウエを植えて、ハウスを隠す決心をしたのだった!やれやれ、スローライフとはそういうものだ。

 

オリジナルの英語版はこちら。

http://ourlittlething.ning.com/profiles/blogs/unique-earthbag-green...

 

 

 

 

 

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